KIWAYA logo ウクレレメンテナンスについて

ウクレレを楽しむ方が増えたことに伴い、修理やメンテナンスに関するお問合せを多数、頂戴しております。ウクレレはその殆どが、自然の「木材」を使っていることから、個体差がある商品といえるでしょう。それぞれが個性的で、ある意味「ペット」のような楽器といえるかもしれません。ここでは、ウクレレの「世話」=「メンテナンス」のポイントをいくつかご紹介いたします。 但し、ヤスリを使う場合はくれぐれも慎重に。不安な場合はお買い求め先の楽器店かKIWAYAまでご相談ください。

検品(イメージ1)<弦がすぐに緩んで音程があいません>

新品のウクレレはナイロン弦が伸びきって安定するのに時間がかかります。目安はだいたい毎日弾いていれば一週間。弾かなければ倍の日数くらいでしょうか。毎日、調弦(チューニング)しつつ、次第に弦が安定してくるのを待ちましょう。

<チューニングしようとすると、糸巻きがすぐに戻ってしまうのですが・・・>

糸巻(ペグ)のネジが緩くなっているかもしれません。糸巻きの上部にあるネジをドライバーでお好きな固さにしめてみてください。あまり強く締め過ぎないのがコツです。


<どうも音程があっていないように思えるのですが・・・?>

ギターより弦長が短いウクレレはどうしてもピッチが甘くなりがちです。一定の長さの弦をフレットで区切って音階を作っているので、ベイビーウクレレ等、ソプラノよりまだフレット間隔が短いものはハイポジションでピッチをシビアに見られると非常に厳しいものがあります。ストローク演奏や一人でポロポロ弾く場合は、チューニングメーター通りにキッチリ合わそうと神経質にならず、弾く楽しさを優先された方がいいでしょう。

<フレットバリは何故起きるのでしょう?その対策は?>
検品(イメージ2)

フレットバリとは、夏の乾燥した空気や冬の暖房による乾燥で指板の木がやせてフレット(金具部分)が飛び出した状態になることをいい、指にフレットが当たって痛くなります。ウクレレは木で作られているため乾燥には弱いのです。フレットバリが起きないように、湿度調整剤を入れたケース内に保管するか、加湿器(水をいれたコップをおくだけでも違います)をおくなどして乾燥を防いでください。もし、フレットバリになってしまったら、弦をはずし、紙ヤスリで少しずつ削ってみて下さい。(季節が変ると湿度差から木が水分を吸って膨らむので、削り過ぎないのがコツです)



★極度な温度変化・乾燥環境はウクレレの大敵です★

夏場は締め切った車内・冬場は暖房機による乾燥がウクレレにとっての大敵になります。ウクレレをそのような状態下で放置されるのは避けてください。フレットバリが発生したり、ひどい場合は、板割れを起こします。

また駒(ブリッジ)はがれといって、突然すごい音がして、駒がはがれます。指板の十分な乾燥も駒の接着の注意も当然、製作過程に置いて注意を払っておりますが、ウクレレの置かれている環境はそれぞれ違いますので、ごくまれにこのような状態に なってしまうことがあります。

まずはウクレレを車内に置き去りにしないこと。冬場は、メンテナンスとして、弾き終ったら軽く拭いた上で、ケースにいれて保管することをお勧めします。基本的には人が快適な環境であれば、ウクレレにとっても快適な環境です。ただし、エアコンや暖房機の通風口の傍に置くことは避けてください。万が一、不幸にもバリや駒はがれが発生しましたなら、お預かりして治療しますので、ご連絡ください。当社商品または当社ショウルーム取り扱い商品で、保証期間中でしたら、無料にて修理いたします。


<弦高が高いのですが、自分でなおせますか?>検品(イメージ3)

弦をはずすとサドルは取り外しができますので(取り外しのできないウクレレもあります)、紙ヤスリで少しずつ削って低くしてみてください。また弦をはさんでいるナットのきざみを少し深くしてみてもよいかもしれません。これは深く削りすぎると音ブレ(音ビレ)の原因になりますので、慎重に少しずつ削ってください。


<音ビレについて原因と対策を教えてください>

最近、音ビレ(ブレ)に大変敏感な方が増えました。音ビレは演奏時に弦が微妙にフレットに接触していることから発生するもので、弦高の低さが主な原因です。フレット打ちが平板でなかったり、ナット側かブリッジ側のどちらかが低いことで音ビレが発生する箇所も変ります。


(1)フレットが浮いている。・・・フレットを削る。
(2)弦に傷がある。・・・弦の交換。
(3)弦高が低い・・・サドルかナットのどちらかに原因がある。サドルやナットの高さを調整または交換してみる。
(4)ネックそりの場合・・・修理に出して、クラフトマンに直してもらいましょう。ただし相当、金額がかかります。
また、直っても一度ついた「クセ」なので状況によって元に戻る場合もあります。
(5)時間が経って状態が変わった場合・・・調整にだしましょう。

ソロを弾かれる方など、単音でビレるのは嫌なものです。ただし、弾き方によって音は変わります。ウクレレは木の楽器ですので、時間がたてば、多少コンデションは変化します。よくハワイで買ってきたウクレレを日本で修理に出す方がいらっしゃいますが、気候によって、ウクレレのコンデションが変わるからです。

あまり気になるようでしたら、修理が必要ですが、弾いているうちにコンデションが変わる場合もあります。
あるプレイヤーの方は、「ビレも表現の一つ」と言って、むしろ利用されています。とりあえず様子を見て、まずはウクレレ演奏をエンジョイされることをオススメします。


★KIWAYAのウクレレの検品ポリシー★
検品(イメージ4)
当社のウクレレは工場より到着すると、必ず検品いたします。

(1) 見た目、明らかに気になるような塗りムラや、傷
(2) ピッチ(音程)
(3)弦高
(4)音 ビレ


ビレに関しては、チェックを厳しくしています。当社ウクレレは初心者に弾きやすいように、弦高をできるだけ低くおさえていますが、強く弾く方にとってはテンションも含め少し気になるようです。よって、最近は少し高めになっています。

フレットを平らにしたり、サドルの高さを調整したりするのは、修理ではなく調整です。
当社では、それぞれのウクレレたちが最適なサウンドを出すように検品をしております。
ご理解いただきたいのは、「自然の恵みから生まれた楽器・ウクレレは木で作られているため、呼吸をしており、楽器屋さんの店頭で、また購入された後でも、そのコンデションは変わる可能性がある」と、いうことです。


検品後でも、状態は変化していることをご承知いただきたいと思います。長い月日がかかって、環境になじみ、愛され、ますます、ウクレレたちは、素晴らしい音をだしてくれるでしょう。
※写真は検品のイメージです。文中とは何ら関係ありません。

修理・調整・メンテナンスに関するお問い合わせ

キワヤ商会 Showroom お電話:03−5828−4661 FAX:03−3843−6764
電子メール:famous@kiwaya.com

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